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Advent Calendar 2017 11日目 「キューブコミュニティについて」+「運営の立場になって」

0. まえがき

こんばんは,Φ(ふぁい)こと田中です。
Speedcubing Advent Calendar 2017の11日目の記事です。10日目は@abc_cuberさんの3x3新世界記録の解説です。世界記録もいつの間にここまで来てたんですね。
今日の記事は,もともと「運営の立場になって」としていましたが,あんまり面白くなさそうなので「キューブコミュニティについて」との2本建てで。
ところでブログ持ってたのかと言われそうですが,ほぼこういう企画とかの発信用になってしまったみたいです。更新予定はほぼないです。





1. で,あんた誰?

典型的な「社会人になってSNSに顔を出さなくなった」系男子で,これを読む方はよく知らなさそうかと思うので過去記事と一緒に自己紹介をば。

大学キューブサークルTRCCでキューブを始め,主にFMC(最小手数)やピラミンクスをやってました。(過去形)
競技者としての記録はこちらにあります。
社会人3年目の今は完全に引退したわけではないですが,ほぼ運営に携わるのみで,ほぼキューブはしてないです。立場としては,JRCA関東支部長,WCA代理人として,大会運営の監督ポジみたいな感じですね。細かい話は後ほど。

FMCをやってたので,TRCCウェブサイト内には解説記事が残ってます。技術的なのを期待してた方はこちらへ。
TRCCウェブサイト内FMC解説

また,過去のAdvent Calendarでは,大学サークルにいた経験から大学サークル概況を書いたりしてました。
2014年版
2015年版

2013は,数学とのつながりについて少し書いてます。
ルービックキューブの数学(群論)










パート1:キューブコミュニティについて

2. 日本のキューブコミュニティの構成

さて,本題です。
ここ最近で,日本のキューブコミュニティはいろいろな意味で広がってきました。
試しに日本大会2017のデータを使って調べてみます。



(0) 年齢層
自分含め大学生率が非常に高かった数年前と比べると,その世代が就職してそのままフェードアウトしてしまったりで相対的な数が減り,社会人や親子の存在感が増して来ました。世代が上下両方に広がって来た形ですね。

日本大会の参加情報から調べてみました。2017年4月1日時点の年齢だけを基準に調べています。
0〜 5歳 0名(未就学児)
6〜11歳 21名 (小学生)
12〜14歳 12名 (中学生)
15〜17歳 12名 (高校生)
18〜21歳 58名 (大学生)
22〜25歳 45名
26〜29歳 23名
30〜39歳 16名
40〜49歳 10名
50〜59歳  4名
60歳以上   0名



(1) 国籍
少し前から中国や台湾など東アジアやインド出身の方は少しいましたが,最近はインターナショナルスクールの子供たちが集まっていたりもあり,かなり国際的な雰囲気も感じられ,英会話のできなさに打ちひしがれることも多くなりました(涙目)。なかなか他では感じられない雰囲気で,個人的にはすごく面白いです。

同じく日本大会2017の参加データから調べてみると,
日本    180名
台湾      6名
中国      2名
フィリピン   2名
インド     2名
オーストラリア 1名
フランス    1名
ドイツ     1名
マレーシア   1名
ネパール    1名
トルコ     1名
アメリカ    1名
となり,約1割が日本以外の国・地域の方です。実はキャンセル待ちから繰り上がらなかった方に外国の方が多かった(約3割)ので,潜在的需要としてはもっと増えていることになります。



(2) 性別
圧倒的に男性率が高いということ自体は変わってないですが,それでも少しずつ改善されている気がします。
申し込みデータでの検索性が悪かったので不正確な情報ですが,調べた限り日本大会2017は
男性 180名
女性  19名
のようです。





3. キューブ交流の“場”

コミュニティというのは,決して大会の場だけではありません。この辺を整理するために,団体の説明もちょっとだけします。

WCA (世界キューブ協会)
全世界で,ルービックキューブの大会に関することを行なっている団体です。大会規則の制定や改定,公式記録の管理を行なっています。いわゆる公式大会はこのWCAの大会規則のもと,WCAが認めた代表者(WCA代理人)の監督・判断にもとづいて実施された大会で,“世界記録”は普通はそのルールで認定された記録を言います。ギネスブックに載ったり,テレビの企画で出された記録はこのルールの通りではないので,WCA公式記録とかにはなりません。
私はその代理人の1人で,現在日本には全部で7人います。(私も正式に代理人になったのは先月なんですけどね)

JRCA (日本ルービックキューブ協会)
JRCAは,日本でのルービックキューブ普及に関することはだいたいなんでもやっている団体(任意団体)です。本部の3名と,関東,関西,北陸支部のメンバーからなっています(各支部はどこまでがメンバーなのかあいまいなところがあります)。WCA公式大会の開催のほか,公式交流会である定例会を支部ごとに行なっています。また,メディア出演や,キューブ教室講師を探している場合の紹介なんかも行なっています(基本は紹介だけです)


関東支部定例会の様子(JRCAウェブサイトの「定例会レポート」より引用)
基本はフリータイムですが,時間をとっての講習会や非公式計測会などの企画も行われます。



そのほか,WCAやJRCAとは独立な活動も多くあり,普段の交流活動はこちらが中心になっています。

学生サークル
主に大学のサークルになりますが,2009年の東大,筑波大(Twitter)のサークルを皮切りに,そこから5年間ほど毎年のように新たなサークルが生まれた時期がありました。この間,キューブコミュニティは大学生を中心として盛り上がりを見せました。
今も京大(Twitter)や首都大(Twitter),東北大(Twitter)などのサークルに勢いがありますが,学内だけではなかなかコミュニティの維持が難しいようで,かつてはにぎわっていたサークルでも今は細々と活動しているということも多いようです。

社会人サークル
主にIT系の企業の社内サークルとして,私の知る限りF社とY社では活動しているようです。F社は比較的上の世代を中心として活動を,Y社は主に20代の若い方が中心になっているようで,それぞれ特色がありますね。

地域サークル・定例オフ会
最近盛り上がりを見せつつあるのがこちらです。形態はいろいろありますが,東北オフや東海オフのようにオフ会が定例化してきたものから,最近は団体としての名を冠している与野ルービックキューブサークル(Twitter)や山形ルービックキューブ会(Facebook),横綱キューブサークル(横浜綱島)なども活動しています。こちらは世代を問わず,幅広い背景の方がそれぞれの楽しみ方を共有しているようで,時には地域のイベントでパフォーマンスをしたり,キューブ教室を開いたりしているようですね。
他にも,キューブの輸入販売店triboxのサポートのもと大人のためのルービックキューブ練習会が開かれています。
このあたりの告知は主にJRCAトップページの「JRCAフォーラム(定例会・オフ会)」のところに最新情報が出ています。





4. これからキューブの世界に入ってみたい方へ
一人でキューブをやっている方,学校などで友人とはやっているがそのほかのキュービストと会ったことがないという方は,もしかしたらこういう世界に飛び込んでいくことは「怖い」と感じているかもしれません(「不安」の方が正確でしょうか)。
よくあるのが
「私はまだ○分かかる/最後まで解けないし,こういうところに行っても相手されないんじゃないかな」
というような方ですが,実はそれはそんなに心配いらないです。キューブの人たちは,キューブが好きなのでキューブ好きの仲間が増えることは当然喜びます。目の前にキューブが好き/興味がある方がいれば,きっとコミュニティの中に引き込むために手助けしてくれるでしょう。(もしかしたら積極的すぎてびっくりしてしまうかもしれませんが……)

大会も遠慮はいりません。関東では結構定員が埋まってしまうので,「自分はまだ遅いし,もっと速い方に席を譲ろうかな……」という方が多くいらっしゃいますが,そんな必要はありません。むしろ,そんなことをされてしまうと運営としては(今の需要はこれくらいなんだな)となってしまうので,記録を残したければ何も気にせず申し込んでくださればと思います。
※ただ,もし予定が入ってキャンセルすることが決まった場合は,なるべく早くご連絡いただけるとキャンセル待ちの繰り上げができます。確定までは不要ですが,参加不可が確定したら大会実行委員までご連絡ください。










パート2:運営の立場になって

5. 支部長という立場
2014年度に定例会担当としてJRCAの活動に本格的に関わり始め,2015年の日本大会から副支部長として,2017年11月から支部長として関東支部の大会・定例会企画をやってきました。
最初のうちは自分がやっていればよかったものの,だんだんと運営そのものよりも先のイベント企画や問い合わせ対応,代理人としての情報収集(1日平均2件くらいWCAの「読むべきメール」が来ます)などの処理が増えてきて,大会運営に割ける時間的・記憶的リソースが減ってきました。
すると,問題になってくるのが後進育成や,現役キュービストほか関係者への作業分担です。すると,「私は気にしないけど,どれくらいなら頼んでも大丈夫なのかな」ということが心配になってしまうんですね。「自ら望んで運営に参加していった人間」であるということは自覚しているつもりなので,自分の基準でお願いするとまずいのかな,ということはいつも気になります。(日本で開催されたアジア大会2014でこのあたりのマネジメントがやりきれなかった反省があります)
一方で,今の関東は規模が拡大してきたのもあって,かなり運営に協力してくださる方には恵まれています。その方々にお手伝いいただきながら,うまく大会を回していければと思っています。





6. これからの関東の大会運営
さて,大会を運営するにはJRCA関東支部メンバーとして常時活動している方を含め,およそ7~10人が欲しいと考えています。もちろん,もっと少ない人数で回すことはできるのですが,すると支部メンバーが大半になってしまって新たな企画が出にくく,また1.5ヶ月に1回ペースで地域や運営思想の異なる大会を開催している関東では中心メンバーが疲弊してしまいます。
イメージとしては,大会そのものの企画立ち上げや調整・管理と大会運営の監督をする支部メンバーがいて,実際に企画を出したり作業をする運営チーム部分は毎大会ローテーションするようにできればいいなと思っています。でも,そのためにはローテーションできるくらいたくさんの方が関わってもらう必要があります。関わってもらえる方が増えれば,1人あたりの負担も軽くなっていきますしね。
もちろん,○○サークルとしてでも,個人としてでも助かります。ぜひ,運営っぽい人に話しかけてみてください。










7. あとがき
写真も少なく,見にくい記事でしたが,キューブの世界について何かイメージは湧いたでしょうか。
明日はスーパーBLDerであるY.Y.くんの記事です。BLDの話かと思ったら,意外にも「4×4のOLLパリティは回避できるか」だそうです。(私の記事よりこちらの方が有意義そうですね)
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